「公平かつ適正」にお金を使うために、【入札】にはいくつかの特徴がありますが、今回は主なものを2つご紹介します。
先ず1つ目は「競争」です。
入札では、気に入った業者にお仕事を発注するのではなく、公平な競争によって、一番適正な業者を選定します。
最も一般的な方法だと、単純な価格勝負。基本的に一番安い業者にお仕事を受注します。
この「競争」では、入札の参加資格を持っている業者が公平に審査されるので、大企業と個人事業主が勝負したとしても平等に審査されます。
また、競争をすることによって、適正な条件で仕事を発注することができます。
価格の一番安い業者、もしくはその他の条件に「最もあてはまる業者」が落札するので、概ね適正であると言えます。※入札には価格以外で決定する場合もあります。
2つ目の特徴が「募集」です。
入札では基本的に行政機関が自分たちで業者を選んで集めるのではなく、入札参加資格を持っている業者を公に「募集」します。
私たちがお金を使う場合には自分の意志で決定するので、能動的に業者を選べます。
ただし、その場合には気に入った業者や仲のいい友人、親戚にお仕事を発注することができるため、公平ではありません。
もし競争をおこなったとしても、自分の利害関係や感情を取り入れた決定となってしまいます。
その点、行政機関では、資格を持っている業者を広く募集し、競争においても規定に則って自動的に業者が決定するため、あくまで受動的な決定となります。
利害関係のある業者に決定しない為に、入札資格を持っている業者を含め世間一般にオープンに開示されています。
ちなみに、入札の募集要綱を「入札公告」と呼びますが、実は入札のお仕事とは公に告知されています。
この「入札広告」を見て、入札参加資格を持っている業者が参加するという、あくまでも受動的な形式を取っています。
では【入札】にはどんなお仕事があるのか、具体的な「国」や「地方自治体」等のお仕事に関して、次のブログでご紹介したいと思います。
入札ブログをご覧頂きましてありがとうございました。
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